【2020年版】子供撮影におすすめのミラーレス6選|子供を上手に撮るコツも解説

子供撮影用ミラーレスを選ぶポイント

子供を撮るカメラが欲しいと思ったときに、このようなことを思ったことはありませんか?

  • 子供の成長をカメラで残しておきたいけれどどんなカメラを使ったらいいの?
  • ミラーレスが良いって聞くけど何がいいの?
  • 選ぶ時にどのような点に気をつけるべき?
  • 運動会の撮影をしたいんだけどどれがおすすめ?

デジタルカメラの中でも一眼レフより軽めで、画質も綺麗な「ミラーレス」の人気がでてきています。

この記事では、カメラ初心者という方にも分かるように、以下の順番で解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

  1. ミラーレス一眼とは何か
  2. ミラーレスを選ぶ時のポイント
  3. 2020年におすすめのミラーレスの機種
  4. ミラーレスで子供を撮影する時のポイント

ミラーレスはどんなカメラ?

改めてミラーレスとは何か、簡単に紹介していきます。

ミラーレスとはレンズ交換が出来る、一眼レフの内部から鏡(ミラー)を取り除いたカメラです。

鏡を取り除くことで本体の軽量化・小型化に成功しています。

ミラーレスのメリットとデメリット

ではここから良い点と弱い点から具体的な特徴を紹介していきます。

メリット

  • 本体が200g台~と小型で軽量
  • 電子ファインダーで見えた映像はそのままの写真を撮るので、撮影後のイメージの相違が少ない
  • 初心者でも扱いやすいエントリー向け機種~上級者向けの機種が揃っている
  • レンズの交換ができ、色々な雰囲気の写真を撮影することが出来る
  • デジタルカメラの中で一番販売数が伸びていて、今後の機能向上にも期待が出来る(実際に今後の市場は一眼レフよりもミラーレスが伸びそう)

デメリット

  • 電子ファインダーで見える像は実像ではなく画像データに変換されているので、実像とのタイムラグが生じる
  • 機種によってはバッテリーの消耗が早い(最大撮影枚数100枚台~など)

ミラーレスは本体機能が簡易化している機種も多く、初心者でも扱いやすいカメラも多いです。

近年ではミラーレスの進化も大きく、一眼レフとも同じ~またはそれ以上の機能を持つミラーレスの販売もあります。

実際に、2018年上半期の出荷台数は一眼レフよりもミラーレスの方が多くなっています。

2017年4月-2019年3月レンズ交換型販売台数構成比
画像出典:Mono Trendy

ミラーレスとコンデジとの違い

コンデジとの違いは何かと思うかもしれません。

コンデジとの構造の違いは、ミラーレスがレンズを交換できることに対し、コンデジはできない点です。

またコンデジの方がイメージセンサーが小さく、更に軽量で小型になる傾向があります。

コンデジでも子供の撮影は出来ますがセンサーサイズの大きいミラーレスの方がより画質よく、動きに強い写真の撮影がしやすいです。

※値段も1万円台など、比較的安いデジカメのセンサーサイズは1/2.3サイズと言われています。

子供撮影用のミラーレスを選ぶ際のポイント

子供撮影用ミラーレスを選ぶポイント

ここでは子供を被写体としてミラーレスを選ぶ際に、事前に考えた方が良いポイントを紹介します。

被写体が子供の場合動きが発生すること、室内(やや暗めの場所)での撮影も考えられます。

以下のような6つの点に気を付けると良いです。

  • 画質の良さ
    イメージセンサーの大きさ
  • 動きへの強さ
    →連続撮影速度の枚数(コマ数)
  • ピントの合いやすさ
    測距点数(オートフォーカス機能)
  • 暗さへの強さ
    →ISO感度/イメージセンサー大きさ
  • 軽量・小型であること
    →イメージセンサーの大きさ/その他全体的な質量
  • ブレを押さえて撮れること
    →手ブレ補正があること

ここからはそれぞれの機能についてより具体的に説明します。

イメージセンサーのサイズはフォーサーズ以上がおすすめ

イメージセンサーには主に6種類のサイズがある

イメージセンサーとは、レンズから入った光を電気信号に変換する半導体のことで、撮像素子とも呼ばれています。

このイメージセンサーサイズが大きいと、画質がよく、外からの光を取り込みやすく、暗闇での撮影に強くなります。

子供を映す写真を、どこでも画質よく撮るためにも、大きいイメージセンサーサイズは有利です。

画質の高さや暗所での撮影を考えると、子供撮影用は「フォーサーズ」以上をおすすめします。

※カメラ本体が軽量でも交換レンズが大きければそのレンズ分重たくなるのでご注意ください。

参考までに・・・

1型で高級コンデジレベル
1/1.7型で画質の良いスマートフォン(HUAWEI P20 Pro)、画質良いコンデジレベル

連続撮影速度と連続撮影枚数の目安

連続撮影速度とは、1秒当たりに撮影可能な枚数(コマ数)のことです。

動きのある被写体を連続して撮ることで、その中で一番良い写真を後から選ぶことができます。

現在では1秒間に10枚以上撮影できるミラーレス機種も増えてきていますが、動く被写体でも7~8枚/秒程度あれば十分です。

また連続撮影枚数とは、連写で何枚撮り続けられるかを表しています。

1秒間に撮れる速度が多くても、この連続撮影枚数が少ないと連写中に撮影がストップしてしまうことがあるので、注意してください。

ピントを合わせる点が多い

カメラの焦点を自動で合わせられる「オートフォーカス(AF)」のピントを合わせられる点を測距点数と呼びます。

撮影のときに、この点が多ければ多いほど被写体を狙いやすくなります。

▼緑の四角が測距点数

測距点数が多いほどピントが合わせやすい
画像出典:SONY

ピントを合わせる時間が短いほど、一瞬の撮影チャンスを狙えます。

特に動きのある子供を撮影する時にも、ピントの合いやすさはとても役に立ちます。

また現在では被写体が違う方向を向いても対象を追いやすい、瞳へのオートフォーカスを持つ機種も出ています。

▼瞳オートフォーカス

瞳オートフォーカスがあると個人を追従できる
画像出典:SONY

この測距点数は入門機だと9~11点程度、中級機では19~51点程度、上級機になると51点~が目安です。 

全くの初心者であれば極力多い方が楽です。

個人的には使い始めるころは自分で合わせるよりも、機械がピントを合わせてくれることが楽だったので、100点以上の測距点数が便利だなと感じました。

ただし人によっては側距点が多すぎると狙いたいもの以外にも自動でフォーカスが合ってしまい、邪魔に感じてしまうという方もいるようです。

(実際に人の多い場所だと、狙っているもの以外にピントが合うケースも良くあります。)

自動ではなくマニュアルでフォーカスを合わせることも出来ますが、何も考えずにピントが合った方が楽・・・と思う方は、多い方が合うでしょう。

一度使用感を試したうえで自分に合う合わないを探すことをおすすめします。

ISO感度が高いと暗闇での撮影に強い

ISO感度とは、イメージセンサーの光の感度です。

この感度が高いほど暗闇の中で上げられる感度が高く、少ない光でもより明るく写してくれます。

暗所で十分に光が取り込めない状況下で写真を撮影すると、光を取り込むための時間(シャッタースピード)が普段の撮影よりも長くなります。

シャッターを切っている途中にぶれが発生し、写真自体もぶれてしまうことあります。

ここでISO感度を上げる(高くする)と、少ない光でもより多くの光を取り込むことが出来るので、シャッタースピードが速くなります。

例えば同条件でISO感度を100から200に上げるとシャッタースピードが2倍になります。

▼シャッタースピードが遅く、ぶれているケース

シャッタースピードが遅くぶれているケース

▼ISO感度を上げ、シャッタースピードを速くしたケース

ISO感度を上げて鮮明に撮影出来たケース

ただしむやみにISO感度を上げすぎると、「ノイズ」と呼ばれるざらつきのある画像になってしまいます。

遠めだとわかりづらいのですが、拡大するとざらつきがめだちます。明るいレンズを使うなど、ISOを上げない工夫も必要です。

ちょうどよい明るさを調整しながら、上げすぎないことが必要です。

▼ノイズが発生した画像(拡大)

暗闇の中での撮影でノイズが発生した写真

▼遠目だとノイズが目立たない

ノイズが発生していても遠くだと目立たない

一般的にはノイズ除去をしない場合であれば、画質よく撮るための上限はISO1600程度としている機種が多いので、目安にしてください。

イメージセンサーが小さいほどノイズがかかりやすいので、センサーサイズはある程度大きいものを選ぶ方が暗所には良いです。

室内でも光の当たり具合によっては暗くなってしまうことがあるので、より明るく映るようにセンサーサイズが大きいものを使ったり、F3~など明るいレンズを使うと安心です。

※現状ノイズ軽減の機能向上により、ISOを1600以上にあげてもノイズの発生しにくい機種も出てきています。

イメージセンサーが大きいと・・・ 暗闇でも光を取り込みやすく、明るく撮れる
ISO感度が高いと・・・ 暗闇での感度が高い
ISO感度を上げると・・・ ノイズが出やすくなる

手ブレ補正があるとブレづらい!

手ブレ補正があると、手持ちでもブレを押さえて撮影することが出来ます。

例えば子供を撮影することを考えると、日常的に持ち歩いて姿を撮りたいということもあるでしょう。

ブレを防ぐためには三脚や固定具の使用が効果的ですが、荷物にもなります。

そういったときに手ブレを押さえたレンズを使うと、手持ちでもブレを防いで撮影出来るので、安心して撮影が出来ます。

【2020年版】子供の撮影におすすめなミラーレス6選

ここまで子供を被写体とする場合、ミラーレスを選ぶポイントとして以下の6点を挙げました。

  • センサーサイズ
  • 連続撮影速度
  • 測距点数
  • ISO感度
  • コンパクトさ
  • 手ブレ補正

ここから、この条件にあてはまるものが多く、初心者向けにもおすすめな子供撮影用ミラーレスを6つ紹介します。(2020年バージョンです。)

ソニーのロングセラー:SONY α6000

ソニーα6000本体(APS-Cサイズ)
画像出典:SONY

おすすめの理由は以下の3点です。

  1. ボケやすさと鮮明さ
  2. ピント合わせの速さ
  3. コンパクトさ

1.ボケやすく、高画質。暗所でも鮮明

イメージセンサーは「APS-C」を採用しており、強いボケ、鮮明な写真の撮影が可能です。

またISO感度25600と高い感度を実現しています。

2.ピント合わせが速く、動きに強い

測距点数は179点と多く、また最速0.06秒という短さでピントを合わせてくれるので、被写体を捉えやすい仕様となっています。

また「ロックオンAF」と言う顔をする機能は、ピントを合わせ続けてくれて、動きのある子供にも向いています。

3.コンパクトさ

本体の重さが285gと軽く、バッグに入れてもかさばりにくいです。

本体の大きさは約120.0(幅) x 66.9(高さ) x 45.1 (奥行き)mmとコンパクトで、子供のお出かけにも邪魔になりません。

α6000は総合的なバランスが良く、初めての一台としても安心して使えるモデルになっています。
この機種は2014年に発売されていますが、いまだに支持されているモデルです。
価格も公式サイトで 54,900 円+税 と、コストパフォーマンスにも優れています。(2019年11月現在)

本体に手ブレ補正はありませんが、キットレンズやソニーのレンズに手ブレが補正が付いている場合があるので、ぜひ候補に入れてください。


このα6000は、その後α6300、α6400、α6500というα6000よりも一部機能が高くなった機種が販売されました。(α6300は販売終了)

α6500もおすすめしたいカメラなので、ここで紹介します。

瞳オートフォーカスがおすすめ:SONY α6500

ソニーα6500
画像出典:SONY

おすすめの理由は以下の3点です。

  1. ボディ内手振れ補正
  2. 瞳オートフォーカス
  3. 6K動画

1.ボディ内5軸手ブレ補正付き

角度ブレ(Pitch/Yaw)、シフトブレ(X/Y)、回転ブレ(Roll)などのブレを感知して、強力にぶれを抑えます。

また、動画撮影でもこの補正をかけてくれるので、手持ちで撮っても大丈夫です。

明るい場所だと光が取り込めるのでシャッター速度もそこまで遅くならずブレは感じにくいです。

ただし光が取り込みにくい場所の場合はどうしてもブレがちになるので、手ブレ補正機能が役に立ちます。

ソニーα6500の5軸手ブレ補正で安定した撮影が出来る
画像出典:SONY

2.瞳オートフォーカス機能

瞳だけにオートフォーカスする機能で、被写体が動いてもピントを合わせ続けてくれます。

例えば通常のオートフォーカスだと運動会など大勢いる中で、被写体とは別の人にピントが合ってしまう・・・ということが良くあります。

そのような状態を防いで、一人だけに焦点を当てたい場合などに効果を発揮します。

SONYの機種は、厳密に言うとまつ毛にフォーカスしているようです。(コントラストが高いから?という声もあります)

3.高解像6K動画

通常の4K動画は3840×2160ピクセルですが、α6500は6000×3376ピクセルと更に大きく、より画質よく撮影が出来ます。

ソニーα6500は6K動画の撮影が出来る
画像出典:SONY

動画撮影時にもオートフォーカスが効くので、高い精度と追従性で撮影することが出来ます。

子供の撮影だけではなく、動画も残すものとして考えてください。

ソニーαシリーズ仕様まとめ

α6000 α6400 α6500
センサーサイズ APS-C APS-C APS-C
有効画素数 約2430万画素 約2420万画素 約2420万画素
ISO感度 100~25600 100~32000 100~25600
手ブレ補正 〇(5軸)
連続撮影速度 最高約11コマ/秒 最高約11コマ/秒 最高約11コマ/秒
連続撮影枚数 最高49枚 最高99枚 最高233枚
速度測距点数 179点 425点 425点
サイズ(幅×高さ×奥行き) 約120.0 x 66.9x 45.1mm 約120.0x 66.9x 59.7mm 約120.0×66.9x 53.3mm
質量 約285g 約359g 約410g
価格(公式サイト) 54,900 円+税 109,880 円+税 取り扱いなし
※価格.comで最安値80,977円+税 
発売日 2014年3月14日 2019年2月22日 2016年12月2日

詳しい仕様に関しては、ソニーα6000公式サイトα6400公式サイトα6500公式サイトで確認してください。

画面タッチで操作も簡単:OLYMPUS OM-D E-M10 Mark III

OLYMPUS OM-D E-M10 Mark III本体
画像出典:価格.com

おすすめの理由は以下の4点です。

  1. タッチパネル
  2. オートフォーカス機能
  3. シーンモードの充実さ
  4. 手ブレ補正

1.タッチパネルで楽々操作

OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IIIはタッチパネルでピントが合わせられる
画像出典:OLYMPUS

液晶画面に映る被写体をタッチするだけで、被写体にピントを合わせられる「タッチAFシャッター」がついています。

タッチパネルでピントを合わすことが出来るので、大勢のなかでもピンポイントでピントを合わせることができ、運動会や行事ごとにもぴったりです。

この機種も、スマートフォン感覚で使うことが出来るカメラです。

2.オートフォーカス機能

OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IIIは3種類のオートフォーカスがある
画像出典:OLYMPUS

オートフォーカスポイントは121点と多く、幅広い範囲をカバーします。

また、瞳オートフォーカス機能付きで、動きがある場合にも撮影する対象を追ってくれます。

3.シーンモードで簡単に撮影

OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IIIは6種類のシーンモードがある
画像出典:OLYMPUS

初心者の方は特に、場面に合った写真の撮り方が分からないということもあるでしょう。

このカメラを使えば、「人を撮る」「動きのあるものを撮る」など、シーンに合わせた撮り方が簡単に選択できます。

4.5軸手振れ補正

オリンパスはもともと手振れ補正の評判が高いカメラです。

この機種もボディー内5軸手ぶれ補正が付いていて、手持ちでもブレを抑えて撮影することが出来ます。

手ブレ補正付きのレンズを組み合わせて使うと、よりその効果が高まります。

また、動画を撮影する際もこの手振れ補正が効くので、写真・動画の両方で使えます。

オリンパスのカメラは小型で軽量の機種も多く揃っていて、初めての方にも分かりやすい仕様になっています。

初めての一台としても活躍できるカメラです。

OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IIIの仕様

OLYMPUS OM-D E-M10 Mark III
センサーサイズ フォーサーズ
有効画素数 1605万画素
ISO感度 100~25600
手ブレ補正 〇(5軸)
連続撮影速度 約8.6コマ / 秒
連続撮影枚数 カード容量一杯まで
速度測距点数 121点
サイズ(幅×高さ×奥行) 約121.5mm×83.6mm×49.5mm
質量 約362g
価格(公式サイト) 56,000円+税
発売日 2017年 9月15日

詳しい仕様に関しては、OLYMPUS OM-D E-M10 Mark III公式サイトで確認してください。

初心者でも使いやすい:Canon EOS Kiss M

キヤノンEOS Kiss M(APS-Cサイズ)
画像出典:価格.com

おすすめの理由は以下の3点です。

  1. バリアングル液晶モニター
  2. タッチでシャッターが切れる
  3. 軽いながらも充実した機能

1.バリアングル液晶モニター

液晶画面が180℃回転し、アングルを自在に変えられます。

ハイアングルやローアングルの撮影を、液晶モニターを見ながら簡単に行えます。

子供を色々な角度から撮影することができ、角度によってまた違う印象の変化を楽しむこともできます。

Canon EOS Kiss Mのバリアングル機能で自由な角度で撮影が出来る
画像出典:Canon

2.初心者にも嬉しい機能。タッチするだけで簡単シャッター

Canon EOS Kiss Mはパネルにタッチすることでシャッターが切れる
画像出典:Canon

パネルをタッチするだけで簡単にシャッターを切ることが出来、スマホ感覚で使えます。

初心者にもわかりやすい操作ガイド付きで、初めてカメラを持つ方にもおすすめです。

3.軽さと充実した機能

センサーサイズはAPS-C、重さは本体のみで「約351g」です。

ISOは25600、最大測距点は143点と安定しています。

ピントを合わせたまま、最高約7.4枚/秒の連続撮影が出来ます。

その他にも無音撮影ができるサイレントモード搭載で、子供が寝ている際や音が気になる場所でも撮影ができます。

また7種類のフィルター効果が搭載されており、「トイカメラ風」「魚眼風」など、標準のレンズではなかなか出せない雰囲気を写真に持たせることができます。

遊び心も含めて楽しめるカメラです。

Canon EOS Kiss Mの仕様

Canon EOS Kiss M
センサーサイズ APS-C
有効画素数 約2410万画素
ISO感度 ISO 100~25600
手ブレ補正
連続撮影枚数 最高約10.0コマ/秒
連続撮影速度 最高約33枚
速度測距点数 最大143点
サイズ(幅×高さ×奥行) 約116.3×88.1×58.7mm
質量 約351g(色によって異なる)
価格(公式サイト) 69,500円+税
発売日 2018年3月23日

詳しい仕様に関しては、Canon EOS Kiss M 公式サイトで確認してください。

自撮りが楽々:LUMIX DC-GF9W

LUMIX DC-GF9W本体(フォーサーズ)
画像出典:Panasonic

おすすめの理由は以下の2点です。

  1. 4Kフォトモード
  2. 本体価格の安さ

1.4Kフォトモード機能

「1秒間に30枚の連写」「撮影後にピントを合わせられる」「撮影後にピントの合う範囲を変えられる」という3つの機能があります。

1秒間に30枚連写できることで子供のような、動きのある被写体も漏れなく残すことが出来ます。

また、撮影後にピントを合わせられる機能があると、その写真の出来栄えを確認しながら選ぶことが出来ます。

撮影後にピントを合わせるイメージはLUMIX フォーカスセレクトを見てください。

また、「撮影後にピントの合う範囲を変えられる」機能は、ピント位置の異なる複数の画像を合成して、ピントの合う範囲を広げた写真を作れる機能です。

また本体の右上、左上にそれぞれシャッターがあるので、液晶を見ながら撮影しても聞き手でシャッターが押せます。

2.手軽な価格

日常にもマルチに使える標準ズームレンズと、明るい単焦点レンズが付いていて47,399円(税込)とコストパフォーマンスが良いモデルです。(価格は「価格.com」の最安値)

スマホやコンデジよりもワンランクアップした画質で子供を撮影したい、けれどあまり高いカメラはちょっと・・・という方にもおすすめです。

この機種は本体が239gと350ml缶よりも軽く、手のひらサイズで持ち歩きにもぴったりです。

LUMIX Photoレシピという動画で撮り方を教えてくれるヘルプページもあり、初心者にも心強いです。

LUMIX DC-GF9Wの仕様

LUMIX DC-GF9W
センサーサイズ フォーサーズ
有効画素数 1600万画素
ISO感度 100~25600
手ブレ補正
連続撮影速度 約30コマ/秒
連続撮影枚数 不明
速度測距点数  49点
サイズ(幅×高さ×奥行) 約106.5×64.6×33.3 mm
質量 約239g
価格(公式サイト) -該当なし
※価格.comにて、最安値47,399円(税込)
標準ズームレンズと単焦点レンズ付き
発売日 2017年1月19日

詳しい仕様に関しては、Panasonic LUMIX DC-GF9W公式サイトで確認してください。

写真の色味にこだわりがあるなら:FUJIFILM X-T20

FUJIFILM X-T20本体(APS-Cサイズ)
画像出典:富士フイルム

おすすめの理由は以下の3点です。

  1. 色を切り替えることのできるフィルムシミュレーション機能
  2. 選べるオートフォーカス機能
  3. ダイヤル操作が簡単

1.フィルムシミュレーション

富士フイルムのカメラの特徴は、フィルム時代から長年歴史のある「写真の色」です。

フィルムシミュレーションはフィルムを取り替える感覚で色調や明るさを切り替えることができる機能です。

ビビッド、ソフト、セピア、モノクロなど全15種のモードから選択できます。

なかなか再現できないような色の表現も、この機能ならではの雰囲気の変化を楽しめます。

富士フイルムのカメラはオートフォーカスの機能ももちろんですが、色味に評判があるので、色にこだわりがある・色の再現を楽しみたいと言う方におすすめです。

▼フィルムシミュレーション例

FUJIFILM X-T20のフィルムシミュレーションで様々な色使いが出来る
画像出典:富士フイルム

2.オートフォーカス機能の充実

測距点は91点(最大325点)あり、シーンに応じたオートフォーカスを使い分けることが出来るので、より被写体を逃しにくいカメラとなっています。

FUJIFILM X-T20には6種類のオートフォーカスがある
画像出典:富士フイルム

3.快適なダイヤル操作

「オートモードレバー」をAUTOに切り替えることで、「人物」「動体」「風景」など、58パターンからシーンに合わせた最適な撮影条件をカメラが自動で設定てくれます。

「逆光+人物」など綺麗に撮ることが難しい場面にも向いています。

FUJIFILM X-T20オートモードを選ぶと適切なシーンに合わせて撮影できる
画像出典:富士フイルム

FUJIFILM X-T20の仕様

FUJIFILM X-T20
センサーサイズ APS-C
有効画素数 約2430万画素
ISO感度 100~51200
手ブレ補正
連続撮影速度 約14.0コマ/秒
連続撮影枚数 最高81枚
速度測距点数 91点(最大325点)
サイズ(幅×高さ×奥行) 約118.4mm×82.8mm×41.4mm
質量 約333g
価格(公式サイト) -公式サイトでは販売なし
価格.comではボディのみ101,300円(税込)
発売日 2017年 2月23日

詳しい仕様に関しては、FUJIFILM X-T20公式サイトで確認してください。

【比較】ミラーレス機種6選

これまで紹介した子供撮影におすすめなカメラをまとめます。

α6000 α6500 OM-D E-M10 Mark III EOS Kiss M DC-GF9W X-T20
センサーサイズ APS-C APS-C フォーサーズ APS-C フォーサーズ APS-C
有効画素数 約2430万 約2420万 1605万 約2410万 1600万 約2430万
ISO感度 100~25600 100~25600 100~25600 100~25600 100~25600 100~51200
手ブレ補正 〇(5軸) 〇(5軸)
連続撮影速度 約11コマ/秒 約11コマ/秒 約8.6コマ/秒 約10コマ/秒 約30コマ/秒 約14コマ/秒
連続撮影枚数 最高49枚 最高233枚 カード容量一杯まで 最高33枚 不明 最高81枚
速度測距点数 179点 425点 121点 最大143点  49点 最大325点
質量 約285g 約410g 約362g 約351g 約239g 約333g
価格(公式サイト) 54,900 円+税 -取り扱いなし
※価格.comで最安値80,977円+税 
56,000円+税 69,500円+税 -取り扱いなし
※価格.comにて、最安値47,399円(税込)
標準ズームと単焦点レンズ付き
-取り扱いなし
価格.comではボディのみ101,300円(税込)
発売日 2014年3月14日 2016年12月2日 2017年 9月15日 2018年3月23日 2017年1月19日 2017年 2月23日

運動会に持っていくならおすすめの機種2選

この6台のなかでもし運動会に持っていくのであれば、以下の2つをおすすめします。

  • SONYα6500
  • OM-D E-M10 Mark III

理由としては以下の3つです。

  1. 瞳オートフォーカス機能が付いていて、被写体をピントずれがなく追えること
  2. 5軸手振れ補正が付いていて、手持ちでもブレを防いで静止画、動画を撮影出来ること
  3. 1秒間に8枚以上の連写が可能で、動きのある被写体も細かく残せること

特に「OM-D E-M10 Mark III」は公式ページで運動会撮影でのよくある失敗を解決するコツとカメラの設定を紹介しているほどです。

よければ運動会撮影のあるある失敗は、OM-D E-M10 Mark IIIで解決!のページ(オリンパス公式)も参考にしてください。

子供を上手に撮るためのコツ7選

では子供を被写体とした場合、どのような撮影の仕方があるのでしょうか。ここでは代表的な7つの例を紹介します。

オート機能で撮る

新しい機種は何かと分からない機能がある場合がありますが、オート機能であればカメラがその時の状況に合わせて撮ってくれます。

慣れるという意味ではオート機能を使ってみるのも一つの手です。

最近ではオートでピントを合わせてくれる機種も多いです。難しいことはわからいけれども、まず撮ってみたい、という要望をかなえてくれます。

オートで撮った場合でも、その時のカメラ内の設定(ISO感度など)が確認できます。

同じような状況で、自分で設定をする際の参考になります。

また、「シーンモード」が搭載されているカメラだと、その場面に最適な撮り方をカメラが自動判別してくれます。

連写で撮る

オート機能で連写をすることによって、ベストタイミングで撮れる場合があります。特に動きのある場合にはおすすめです。

まずは多めに撮影して追って細かく確認し、ベストなものを選ぶという方法もおすすめです。

背景をぼかす

背景をぼかすと被写体がはっきりとする

被写体にピントを合わせて背景をぼかすと幻想的な写りになる
画像出典:OLYMPUS

被写体にピントを合わせて背景をぼかすことで、被写体がよりくっきりとし、生き生きとした印象をもつ写真を撮ることができます。

被写体をぼかす

手前の花にピントを合わせる

手前の人をぼかす

被写体のボケが少なくわかりづらいかもしれませんが、背景にピントを合わせて撮影すると被写体が背景に溶け込む自然な写真を撮ることができます。

幻想的な雰囲気が素敵です。

広角レンズで撮る

広角レンズで撮ると背景がダイナミックに写る

広角で撮ると後ろの背景が強調される

広角レンズは後ろの背景を広く見せることが出来ます。ダイナミックな印象を与えることが出来るでしょう。

光の当たり方に着目してみる

光の当たり方には主に以下の3つがあります。

  • 順光
  • サイド光
  • 逆光
光が当たり方は3種類ある

順光・・・被写体に対して、カメラ側(正面)から当たる光のこと

被写体に外からの光が当たるので、色や形をはっきりと描写することができます。ただし光がまぶしく、被写体の目が細くなってしまうこともあります。

正面からあたる順光(明るく撮れる)

サイド光・・・被写体に対して、横方向から当たる光のこと

顔に影ができ、メリハリのある写真となります。

横方向から光が当たるサイド光(写真にメリハリがつく)

逆光・・・被写体に対し、背後から当たる光

背後から光が当たる逆光(暗くなる)
画像出典:SONY

後ろから光が差すことで独特の描写が出来る場合もありますが、暗くなってしまうこともあります。

真後ろではなく、サイド光と逆光の間位に少しずれるとよいです。

アングルを変えて撮る

例えばチルト式やバリアングル式のモニタのカメラを使うと、角度を変えて撮影するのが簡単にできます。

ここでは、高い位置(ハイアングル)から撮った写真と、低い位置から撮った写真(ローアングル)を2つ紹介します。

▼ハイアングルで撮影

ハイアングルで撮影するとバランスよく被写体が収まる

▼ローアングルで撮影

ローアングルで撮影すると高さが強調される

正面からだけではなくアングルを変えて撮影すると、違った雰囲気で写真が撮れます。

ハイアングルは普段スマホでごはんなどを撮影するときに、無意識に撮っている撮り方です。

見下ろす形で撮るため、写真の中にバランスよく被写体が映りこむ点が特徴です。

ローアングルで撮ると、より被写体の高さや臨場感がより強調されたような写真が撮れます。

ここまで撮影の仕方として以下の7点を紹介しました。

  • オート機能で撮る
  • 連写で撮る
  • 背景をぼかす
  • 被写体をぼかす
  • 広角レンズで撮る
  • 光の当たり方に着目してみる
  • アングルを変えて撮る

被写体は動くものであり、動かないものでも光の具合などで写真の映り方が変わってくることがあります。

撮り方は例に挙げたように代表的な撮り方はありますが、型に縛られる必要は全くありません。

まずはカメラに触って自由に撮ったり、他の方の写真を見ることで、自分が撮りたい構図や状況のヒントを得ることが出来ます。

まとめ

今回は「子供の撮影におすすめなミラーレス(2020年版)」「子供を被写体とした場合、ミラーレスをどのように選ぶか」「子供を撮影する際のポイント」を紹介しました。

また、カメラを選ぶうえで重視すると良い点も書いています。

携帯性にも優れたミラーレスは持ち運びも楽で、大切な瞬間をずっと残してくれます。ぜひこの記事を機種を選ぶときや、撮影する際の参考にしてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。